【開催レポート】交流会 vol.8(12/21)

【開催レポート】交流会 vol.8(12/21)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渋谷区スポーツボランティアでは、月に1回、オンライン形式で、登録メンバー同士の交流会を実施しています。今回は、2022年12月21日(水)に開催された交流会の様子をご紹介したいと思います。
● ゲスト;官野 一彦さん(元車いすラグビー日本代表、パラサイクリング選手)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の交流会では、現在パラサイクリング競技の選手としてご活躍されている官野一彦さんをゲストにお呼びし、官野さんのこれまでの歩みについて様々なお話をしていただきながら、ボランティアさん同士で交流を深めていきました。

◆まずはじめに・・・

交流会恒例、ファシリテーターのマーキーさんからの質問は「ご縁のあるパラスポーツは?」
ボッチャや車椅子ラグビー、パラ卓球、パラバドミントンなど、、。皆さん色々な種類のパラスポーツの名前を出してくれました!
そして次に「ストレッチリレー」を行いました!代表者がしたストレッチをみんなで画面越しに真似をして、それを参加者で繋いでいくというものです。みんなで体をほぐして、リラックスできる時間となりました!

 

◆自己紹介タイム

4~5名のグループに分かれ、名前やニックネーム、先ほどアイスブレイクタイムで話したお題「ご縁のあるパラスポーツは?」などをお話しながら、それぞれ自己紹介を行いました! 初参加の方も、いつもご参加いただいている方も少人数で話すことで、交流が深まり緊張が解れていくのが伝わってきました。

 

◆官野一彦さんのお話

官野さんは元々、野球の強豪・木更津総合高校にスポーツ推薦で入学し、1年生の時からレギュラーで活躍されていたそうです。卒業後はサーフィンを始めましたが、2004年22歳の時にサーフィン中の事故により頸椎を損傷。一命は取り留めたものの車いす生活を余儀なくされてしまいました。2006年から車いすラグビーを始め、競技を始めて1年という早さで日本代表に選出され、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロと2大会連続でパラリンピックへ出場されました。メダルに届かなかった悔しさから練習時間を増やした官野さんは、環境を大きく変えることを決意しました。その矢先、車椅子ラグビーが盛んなアメリカのチームからオファーされ、仕事を辞めてわずか10日ほどでアメリカに飛び立ったそうです。海外では、車椅子ラグビーの練習は外でやることも多く、ある時海沿いを走っていた官野さんは天然のイルカが飛んでいる様子を見て、「自分は何も知らない、このまま同じ競技だけしていていいのか」と不安になったそうです。そこで、2020年以降パラサイクリング競技に移行したそうです。官野さんのモットーは、「やって負ける方がいい、負けた時に納得のいく自分でいたい」だそうです。官野さんのストイックさには圧倒されました。

官野さんのこれまでの経緯をお話しいただいた後は、車椅子ラグビーやパラサイクリング競技の様子のお写真をご紹介いただきながら、色々なエピソードをお話いただきました。
まず始めに、車椅子ラグビーの裏話や秘話をお話しいただきました。以前まで自分のために競技をしていたけれど、今は「みんなが喜んでくれることをやろう」という考えで競技をするようになったそうです。みんなの喜びが結果として、自分の喜びにつながると仰っていました。
その後は、パラサイクリング競技の様子や、どのような場所で走っているのかなどについてお話しいただきました。また、通訳ボランティアの方とのエピソードやボランティアさんへの感謝をお伝えいただきました。その後は、参加者の方から質疑応答を行いました。「最高スピードはどれくらいですか?」「国内大会の参加予定はありあますか?」など質問があがっていました。


 

◆意見交換タイム

官野さんのお話しを受けて、もう一度最初のグループに分かれて意見交換タイムを行いました。
お話しを聞いてそれぞれが感じたことや感想などを自由に話し、ボランティア同士で交流も深める時間となりました。官野さんのストイックさや、競技についてなど自身のボランティア経験を踏まえながら会話を弾ませていました。
 

◆最後に・・・

交流会に参加していただいた皆さん、ありがとうございました!時の流れは早いもので、2022年の交流会は今回で最後となります。一年間、本当にお疲れ様でした!交流会を通して皆さんとの仲を深めることができ、事務局としても大変嬉しく思っています!また、2023年もよろしくお願いします!!

次回の交流会は1月25日(水)19時から開催されます。

新年の挨拶も含めて、皆さんとお話しできることを楽しみにしています!
年始の忙しない時期だとは思いますが、ぜひご参加いただければと思います。皆さんのご参加、お待ちしています!

※今後の開催情報は【交流会ページ】からご確認いただけます。

 

他のレポート記事を読む

最新のお知らせ

TOP
TOP