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渋谷区スポーツボランティアでは、ゲストをお招きしたトークや活動に役立つスキルを身につけるワークショップなど、さまざまなプログラムの「講座」を実施しています。
今回はデフリンピックに向け、「渋谷らしいおもてなし」を考えるグループワーク研修を行いました。
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◆開催概要
「渋谷おもてなしボランティア」研修 1日目
日時:5月10日(土) 13時〜17時
場所:渋谷区役所
◆デフリンピックへ向けた講座 第1弾!
3回連続講座「渋谷おもてなしボランティア研修」として、
デフリンピックに向けた講座を開催。
ファシリテーターとして、インクルーシブデザインなどに知見のある
NPO法人Collableの山田小百合さんをお迎えし、渋谷区スポーツボランティアとしては初挑戦となる、
グループワーク型の実践的なプログラムとして実施いたしました。
今回はたくさんの方にご応募いただき、抽選で選ばれた24名の方が参加。
みなさん、意欲満点で会場へお越しいただきました。
まずはじめに4つのグループに分かれ、それぞれお題となるテーマを軸に
「渋谷らしいおもてなし」「耳のきこえない・きこえにくい方へのおもてなし」を考えていきます。
◆「きこえない世界」を知ろう
1日目は、主に座学でゲストの講演を聞きながら、学びを深めていくワークを行いました。
まずは、デフサッカー指導者の植松隼人さんに「デフリンピック」や「デフスポーツの特徴」について
お話いただき、ユーモアたっぷり楽しく教えていただきました。
続いて、手話通訳士の保科隼希さんから、手話通訳士として大切にされていること、
ろう者の方々との関わりの中で感じられることについて、お話いただきました。
参加者のみなさんには、お話を聞きながら、思ったことや質問事項などをふせんに書きだしてもらいます。
それぞれの講演後に行ったトークセッションでは、参加者の皆さんに書いてもらったふせんをもとに、
ファシリテーターの山田さんから植松さん・保科さんに質問いただきました。
「選手のみなさんはオフの時何をしているの?」
「コミュニケーションの引き出しはどう増やすの?工夫ってどうしているの?」
「試合中のコミュニケーションって??」
など、バラエティに富んだ質問に答えていただきました。
◆「渋谷の街」を知ろう
東京2025デフリンピックで、渋谷は千駄ヶ谷にある東京体育館が、開閉会式とデフ卓球の会場となります。
渋谷に来るお客様へどんなおもてなしができるのか?のヒントをもらうため、
まずは、渋谷区学びとスポーツ課の鈴木さんにお話を伺いました。「ちがいをちからに変える街。」を
掲げる渋谷区の、オリンピック・パラリンピック開催時からの取り組みや、
パラスポーツとの関わりについてもご紹介いただきました。
そして、すでに千駄ヶ谷地域でさまざまな活動をされている事例として、
津田塾大学の学生のみなさんに「梅五輪プロジェクト」についてもご紹介いただきました。
「梅五輪プロジェクト」には、地元連携や企業連携などさまざまなワーキンググループが多様な活動を展開していて、参加者の皆さんも興味深く話を聞いていました。
◆次回に向けての作戦会議
そして最後は、いよいよ、次週の街歩きについての作戦会議!
街歩きではろう者の方をゲストに迎え、一緒に街を歩きながら、どんなコミュニケーションの工夫が必要なのか、どんなおもてなしができるのかを考えます。
ゲストとは街中で待ち合わせをして出会うことになっていたため、
「出会ったときのコミュニケーションの取り方」や「どんなルートで街歩きをするか?どんな場所に行きたいか?」を中心に考えていきました。
講演にきてくださった、保科さんや津田塾大学の学生さんも、各グループを回りながらアドバイスをくださいました。
いよいよ次回は街歩き!
みなさん、期待と不安を胸に、1日目の講座を終えました。