【開催レポート】講座 「車いすラグビー」(5/17)

【開催レポート】講座 「車いすラグビー」(5/17)

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渋谷区スポーツボランティアでは、活動に役立つスキルを学ぶことを目的に、ゲストや講師を招いた登録メンバー向けの「講座」を実施しています。今回は、2023/5/17(水)に開催された講座の様子をご紹介します。
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◆開催概要

テーマ:「車いすラグビー」
日時:2023/5/17(水)19:00~20:00
開催形式:オンライン
ゲスト:一般社団法人日本車いすラグビー連盟

今回の講座では、一般社団法人日本車いすラグビー連盟の青田竜之介さん、馬場紗希子さんをお呼びして、車いすラグビーについてさまざまな角度からお話いただき、ボランティアさんから寄せられた質問にもお答えいただきました。

 

◆車いすラグビーについて

初めてオンラインでの講座開催となりましたが、初回からたくさんの方にご参加いただき、皆さんの車いすラグビーへの熱い関心を感じました!

まずはじめに、事業企画委員長の青田さんから、車いすラグビーの成り立ちや日本の車いすラグビーチームについてお話いただきました。

車いすラグビーは、車いすバスケットボールに代わる競技を探していた、四肢麻痺などの障がいをもった選手たちによって、1977年にカナダで考案されました。実は車いすラグビーは、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケー等の要素が組み合わさった競技なんだそう。さまざまな競技の要素を見つけながら、観戦するのも面白そうですね!

猫のぶーちゃ「車いすラグビー はじめてガイド」の動画を見ながら、競技の基本ルールの説明もしていただきました。

使用する車いすの種類、障がいのクラス分け、ボール運び、競技時間など、基本的な内容から、初心者にもわかりやすくイラストも交えた内容でご紹介いただきました。

 

◆質疑応答タイム

前半の内容を踏まえて、登録メンバーの皆さんから質疑応答を行いました。次々に熱い質問をいただき、前半から内容の濃い質疑応答タイムとなりました。「車いすのメンテナンスは誰が行なっているのですか?」、「ラグ車(競技専用の車いす)の素材は何か?」というマニアックな質問もあがっていました。

 

◆車いすラグビー国際大会に向けて

質疑応答の後は、6月29日(木)〜7月2日(日)に東京体育館で行われる「三井不動産 2023ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップ」の概要についてお話いただきました。この大会は、2024年に開催を控えたパリパラリンピックのアジア・オセアニア地域の出場国一枠を決める、非常に熱い大会です。全試合無料で入退場自由だそうです。詳細は大会ホームページでぜひチェックしてみてください!

 

◆車いすラグビーのボランティアについて

国際大会に向けて、大会運営委員長の馬場さんから、車いすラグビーのボランティアについてお話していただきました。

ボランティアとして活動されている連盟スタッフさんもいるそうで、現時点で200名も登録しているそうです。実働スタッフがかなり少なく、ボランティアの力を常に必要としており、ボランティア無くしては大会が成り立たないと仰っていました。

大会当日の主な活動内容は、設営、受付・観客誘導・会場整理、そして車いすラグビーならではの床清掃です。

車いすラグビーの選手は手にも障がいがあるので、「松やに」をグローブにつけて握力を補完しています。そのため、タイヤに付着した松やにがタイヤ痕となって床を汚してしまうことがあります。この床清掃が、ボランティアさんの力を1番必要とする作業です!

他にも試合中のコート清掃として、モッパーというポジションがあります。間近で競技を見ることができる特等席のようなポジションですが、審判からの指示に素早く対応したりと、一番緊張感のある役割でもあるそうです。

また、審判やTO(テーブル・オフィシャル)、チームスタッフとしての活動の門戸も開かれているようで、大会運営ボランティア以外にも幅広く、大会を「支える」人々がいることに驚きました!

 

◆質疑応答タイム

後半の国際大会のボランティア活動のお話を踏まえて、登録メンバーの皆さんから質疑応答を行いました。車いすラグビーのボランティア経験者ならではの質問などもあがり、ますます国際大会が楽しみになりました。

 

◆最後に

今回も講座にご参加いただきありがとうございました!短い時間でしたが、車いすラグビーについて、もっと知りたくなる時間となったのではないでしょうか?6月29日(木)〜7月2日(日)に行われる大会での、ボランティアの皆さんの活躍も楽しみにしております!

※今後の開催情報は【講座ページ】からご確認いただけます。

 

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