【開催レポート】講座 vol.4「普通救命講習を身につけよう」(2/25)
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渋谷区スポーツボランティアでは、年に4回、ゲストをお招きしたトークイベントや活動に役立つ技を身につけるワークショップなど、さまざまなプログラムの「講座」を実施しています。今回は、2月25日に開催された講座の様子をご紹介したいと思います。
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◆開催概要
テーマ:普通救命講習を身につけよう
日時 :2023年2月25日(土)13:30~16:30
場所 :渋谷区役所14F 大集会室
講師 :東京防災救急協会
◆まずは講義から
今回は、東京防災救急協会の方に講師としてお越しいただき、渋谷消防団の皆さんサポートのもと、普通救命講習を実施しました。多くの方に参加いただき、初めての方は新たな学びとして、以前受講されたことがある方は復習の機会として、熱心に取り組まれていました。
冒頭は、テキストを使った講義からスタート!
適宜、動画も流しながら、丁寧に解説していただきます。
「いざというとき、その命を助けれられるのは近くにいる”あなた”しかいない」という講師の方の言葉の重みを感じながら、ボランティア活動中だけでなく日常生活の中でも、もし目の前の人が倒れたら・・という実際の状況を想像をして、皆さんそれぞれに熱心にお話を聞いている姿が印象的でした。
また、救急車が到着する前に応急手当された人の方が、後遺症が少なく社会復帰が早いという結果も出ているそうで、平時から救命講習を受けておくことの大切さを実感しました。
新型コロナウイルスなど、感染症が流行しているときの対応についてもレクチャーがありました。胸骨圧迫する前に、ハンカチなどを傷病者の鼻口にかけておくことで、いざというときも飛沫対策ができるということを知りました。
◆人形・AEDのデモ機を使った実習
説明の後は、2人1組で、人形やAEDのデモ機を使った実習を行いました。
まずは胸骨圧迫から。簡単なように見えて、継続して続けるのには体力が必要な作業です。どんな体制を取れば良いかといったコツも教わりました。
実習では、実際の緊急時を想定して、胸骨圧迫・人工呼吸だけではなく、応急処置に入る前の確認作業や周囲への声かけなど、その前後の行動についても学びました。講師の先生から、実際電車に乗っているとき急病人に遭遇したエピソードも伺い、より具体的な状況をイメージすることができました。
続いて、人工呼吸です。
参加者には、人工呼吸補助具(レサコ)が配布され、その使い方もレクチャーを受けました。
最後に、AEDの訓練です。
安全確認などの手順もチェックしながら、実際のシチュエーションを想定した訓練を何度も繰り返し体験しました。
◆質問タイム
一通り講義と実習が終わると、参加者からの質問タイム。
「使い終わったAEDはどうしたらいいんですか?」という質問があがると、元あった場所に返せば大丈夫だと教えていただきました。
また、緊急時には、どこにAEDがあるのかすぐには思いつかない場合もあるかもしれません。渋谷区内ではセブン-イレブン各店舗にAEDが設置されているそうなので、覚えておくと、いざというときに役立つのではないかと思いました。
◆最後に
今回講座に参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
3時間みっちりの講義・実習でしたが、とても充実した内容で、ボランティアライフだけでなく、日常生活でも活かせる大切な学びが多くあったのではないかと思います。
今年度の講座は、今回が最後になります。
来年度も、皆さんのスキルアップにつながる講座を企画していきますので、お楽しみに。
(詳細は4月以降に順次発表を予定しています)
※今後の開催情報は【講座ページ】からご確認いただけます。