【開催レポート】オンライン交流会「パラスポーツ体験教室」(10/25)

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渋谷区スポーツボランティアでは、登録メンバー同士の交流会を不定期で実施しています。今回は、10/25に開催されたオンライン交流会の様子をご紹介したいと思います。
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◆開催概要

テーマ:「パラスポーツ体験教室」
日時 :2023年10月25日(水)19:00~20:00
場所 :オンライン
ゲスト:東京ヴェルディ 中村一昭コーチ

 

◆まずはじめに・・・

今日のアイスブレイクは、パラスポーツ体験教室はお馴染みのエビカニクスで身体ほぐし!
画面越しにみんなでエビカニ体操をしました!

 

◆自己紹介

ここで、グループに分かれて自己紹介タイム!
最近のボランティア活動をテーマに、お互いのことを知る時間になりました。
○今月、ボランティアの活動をした場所やイベント
○今後の活動予定など

 

◆東京ヴェルディ スポーツ&SDGs普及活動について

本日のゲスト、東京ヴェルディ 中村コーチが普段どんな活動をしているのか伺いました!
中村コーチ含む「ヴェルレンジャー」は、誰かの助けを借りないとスポーツをすることが困難な人たちのために日々活動しています。

東京都内各地で様々な活動をされていますが、今回は、特に力を入れている活動をピックアップして紹介いただきました。

▶︎障がい者スポーツ体験教室
渋谷区でも毎月3回程度、木曜日の午後に渋谷区スポーツセンター、ひがし健康プラザの2ヶ所で開催されているパラスポーツ体験教室。障がいのある方がスポーツをする機会を確保することを最優先事項として、各参加団体の状況に応じたプログラムを準備し、実施されています。

▶︎学校訪問型パラスポーツ体験教室
主に、障がいのない児童・生徒に障がい者スポーツを体験してもらう学校訪問型パラスポーツ体験教室。ボッチャ、5人制サッカー、デフサッカー、シッティングバレーなど、身体障がい、聴覚障がい、視覚障がい、肢体不自由 それぞれのシチュエーションを疑似体験してもらい、自分とは違う日常があることを知ってもらう授業です。

▶︎インクルーシブスポーツフェスタ
障がいのある子どもも障がいのない子どもも、一緒になって楽しむスポーツイベント「インクルーシブスポーツフェスタ」を毎年東京ヴェルディ主催で開催しています。

▶︎Green Heart Room
当初は大きな音や照明が苦手な方を対象としたセンサリールームを想定して計画。しかし、自閉症の感覚過敏の方以外にも様々な障がいやご病気のあるお客様を受け入れるため、センサリールームではなく『Green Heart Room』として参加者の方の特性に合わせてカスタマイズ。一試合ずつ部屋の仕様を変更し、自宅のリビングルームにいるようなリラックスして観戦できる部屋を作って、誰もがサッカー観戦を楽しめるようサポートしています。

 

◆体験談タイム

パラスポーツ体験教室では、毎回渋谷区スポーツボランティアから5-6名程度のボランティアが参加しています。大会運営などのボランティアとは少し性質が異なり、参加者を見守りながら、一緒にダンスや運動をしたり、一緒に場を盛り上げていただいたり、といったことが主な活動になっています。今回は、参加常連のメンバーに体験談をお話いただきました!

<1人目:しのたんさん> 今年は10月までに11回参加(ほぼ皆勤賞!)
毎回、参加者もボランティアもたくさん元気をもらえる。これまでいろんなボランティアをたくさん経験してきたけど、一番満足度の高いボランティアです。

<2人目:Megachan> 昨年9月より毎月参加
初めのうちは慣れない、お名前もわからない、どう声かけをしていいかわからなかった。これまで、認知症や盲ろう者、知的障がいの方のサポートはしてきたけれど、スポーツ的にサポートするのが初めてだった。今は、ボランティアというよりは、自分も楽しんで参加している。やって良かったことは、参加者の名前を覚えたこと。コミュニケーションがとりやすくなって、さらに楽しくなった。

お二人以外にもお話をいただきましたが、皆さんが毎回のパラスポーツ体験教室をとても楽しみにされていることが伝わる体験談タイムでした。

 

◆最後に・・・

中村コーチへの質問から話がふくらみ、、中村コーチが障がい者スポーツに関わるようになったきっかけをお話しくださいました。

中村コーチは、「若い選手を育てていきたい」という想いから、2000年に別のJリーグクラブでサッカーの指導を始められました。そのころは、障がい者スポーツの仕事は「私の仕事ではない」と思っていたそうです。
そしてあるとき、現在の東京都立しいの木特別支援学校のサッカーチームに指導に行ったときのこと。練習が終わった後、保護者の方から「コーチありがとう!1時間コーヒー飲んでゆっくりできました。コーチにとっては1時間サッカーを教えていただけかもしれないけど、このゆっくりできる1時間が私たちにとってとても大切なんです」と言われたとき、中村コーチは、障がいのある方たちが気軽にスポーツをできる場を作っていきたいと決心されました。
「この活動は、スポーツボランティアスタッフの皆さんのおかげで成り立っています。これからもよろしくお願いします」という熱いメッセージで交流会を締めくくりました。

次回開催イベントは、11/22日(水)オンライン講座、「渋谷どこでも運動場プロジェクト」をテーマに開催予定です。

※今後の開催情報は【講座・交流会】のページからご確認いただけます。

 

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