【開催レポート】オンライン交流会「パラスポーツ体験教室」(7/20)
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渋谷区スポーツボランティアでは、登録メンバー同士の交流会を不定期で実施しています。今回は、7/20に開催されたオンライン交流会の様子をご紹介したいと思います。
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◆開催概要
テーマ:「パラスポーツ体験教室」
日時 :2023年7月20日(木)19:00~20:00
場所 :オンライン
ゲスト:福祉作業所ふれんど 古戸勉さん
◆まずはじめに・・・
本日のファシリテーターは、極ちゃん こと 中島さゆりさん!
アイスブレイクに、全員でできる連想ゲームを実施しました。
前のスライドにある単語に関係があると思う単語を選ぶゲーム。
最終的に、全員が同じ単語になるはずが、「ピラミッド」「醤油」「塩」など、様々な答えに・・(笑)予想とは少し外れてしまいましたが、みんながどんな風に連想していったかを共有しながら楽しみました。
◆自己紹介
ここで、グループに分かれて自己紹介タイム!
3つのお題を交えて、お互いを知るきっかけとなりました。
○今日の元気度は10点満点のうち、何点?
○その点数の内訳は?
○あと1点上げるためには何をしたらいい?
◆パラスポーツ体験教室について
アイスブレイクの後は、いよいよ本日のテーマである「パラスポーツ体験教室」について。
「パラスポーツ体験教室」は、障がいの有無や種目の垣根を越えて、参加者のみなさんに身体を動かす楽しさを存分に知っていただく機会として、渋谷区が主催で開催している教室です。年齢に関わらず、障がいのある人もない人も、どなたでもご参加いただけます。
毎月3回程度、木曜日の午後に継続的に開催しているプログラムで、渋谷区スポーツセンター、ひがし健康プラザの2ヶ所で開催していて、教室の運営は東京ヴェルディのコーチやチアリーダーの方が担当されています。
チアダンスやボールを使った運動、風船バレー、フライングディスクなど、毎回さまざまな種目にみんなでチャレンジしています!
渋谷区内の福祉作業所に通われている方にも参加していただいていて、この教室を楽しみにされている方も少しずつ増えてきました。現地に来ての参加が難しい場合は、オンラインで繋いで参加されている方もいらっしゃいます。
◆古戸さんのお話
今回は、知的障がいのある方と共に継続してこの教室に参加されている、福祉作業所ふれんどの古戸勉さんにゲストとしてお越しいただき、お話を伺いました。
古戸さんは、「まず、福祉作業所や障がい者自身ではなく、第三者の人が開いてくれる機会があるのは本当に嬉しい。東京ヴェルディのコーチやチアリーダーだけでなく、有名選手やボランティアの方も参加してくれて一緒に交流できるのは有り難い機会です」とお話されていました。この取り組みに、現在、渋谷区内にある福祉作業所の5割程度が参加されているそうです。
パラスポーツ体験教室が始まった当初は、運営側も参加者も初めてのことで、手探り状態でのスタートだったとのこと。色々な個性を持つ参加者のどのレベルに焦点を合わせていいのか、どうすれば全員が楽しめるか、コーチと福祉作業所のスタッフで試行錯誤を繰り返しました。運営側と参加者側が隔たりなく、試行錯誤できていること自体がとても素晴らしいことだと古戸さんは話します。そして、さらにボランティアの方が参加してくださることで、参加者とコーチだけだった関係性が、さらに外への輪が広がったとおっしゃっていました。
◆体験談タイム
パラスポーツ体験教室では、毎回渋谷区スポーツボランティアから5-6名程度のボランティアが参加しています。大会運営などのボランティアとは少し性質が異なり、参加者を見守りながら、一緒にダンスや運動をしたり、一緒に場を盛り上げていただいたり、といったことが主な活動になっています。
昨年の途中からボランティアの募集を始めたところ、少しずつ継続して参加してくださる方が増え、今では常連になっている方もいらっしゃいます。今回はそんな常連メンバーお2人に、体験談をお伺いしました。
<1人目:あきJiさん> 去年9月から月3回ほど参加
参加されている皆さんが「楽しんでいる」様子がわかる。そして、自分も本当に楽しい。
一番嬉しいのは、参加者の方が「また来週ね」と声をかけてくれること。
<2人目:ナオミさん> 去年6月から毎回参加
参加する時、毎回三つ編みをしているのですが、三つ編みを気に入ってくれてる参加者の方が「なおみちゃん、三つ編み可愛い」っていつも言ってくれるんです。「なおみちゃん」って名前を声をかけてくれるのはとても嬉しい。
お2人とも、終始笑顔でお話ししてくださり、心の底から楽しんでいるのが分かる体験談でした。
ボランティア参加は人数が限られますが、一般参加はどなたでもご自由に参加できます。まだ行ったことのないという方も、是非一度、気軽に参加してみてください★
◆質疑応答
皆さんのお話を伺った後は、参加者からの質問タイム!
気になる質問を古戸さんにお答えいただきました。
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Q. パラスポーツ体験会は、平日(木曜日)でしか実現できないものなのでしょうか?
A. 土日は福祉作業所はお休み、スタッフも休みなので、人を集めるのが厳しいと思う。イベントのような形式で土日に開催するのはいいですね!
Q. 障がい者と健常者が自然に交流できる機会は、どうやったらもっと増えるのでしょうか? サポートする人が少ないから難しいのか、障がい者本人があまり望まないのか、健常者がもっと理解を深めなければいけないのか、、
A. 就労継続支援B型の立場からお答えさせていただきます。福祉作業所では、就労訓練として、日々、様々な作業を行っています。その中で、パラスポーツ体験教室に行くということは作業を中断しなければいけない。そして、いつもと環境が違う場所に行くということは、スタッフの人数も考慮しなければいけないです。こういった事業所側の都合が多いのが事実です。
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障がいのある人もない人も、みんなが一緒に身体を動かせる「パラスポーツ体験教室」。
さまざまな角度から、この取り組みについて改めて見つめ直す時間になりました。
◆最後に・・・
交流会の最後に、今日の感想をグループごとにシェアし、締め括りました。
皆さん、まだまだ話し足りない!という方が多く、終了後の放課後タイムにもたくさんの方が残っていらっしゃるのが印象的でした。
10/25(水)には、オンライン交流会「パラスポーツ体験教室」の第2弾を開催予定です。
ゲストには、パラスポーツ体験教室を運営されている、東京ヴェルディの中村コーチをお招きします!(今回も最後に少しご参加いただき、コメントをいただきました!)
次回開催イベントは、8月19日(土)のリアル講座!
「デフリンピック」をテーマに、区役所で開催予定です。
※今後の開催情報は【講座・交流会】のページからご確認いただけます。